恵比寿講
11月13日
牛久市新地(旧暦10月20日)
日常麦飯を食べていた時代は、白ご飯が食べられる日だった。けんちん汁も合せて食べた。神棚のエビスサマ(恵比寿様)に川魚を捕ってきて供えたが、捕れなかった場合はご飯とけんちん汁を代わりにお供えした。そして一家の主人の財布をこれらの供物とともに神棚に供えた。この日は家にエビスサマがやってくる日といわれ、家の軒先には長い竿に籠をかけて立てかけておくと、翌日籠の中にエビスサマからお金がばらまかれているとされた。大人があらかじめお金を入れておき、翌日子供たちに「エビスサマがくれたものだ」といって、お金をばらまいて拾わせた。