小坂の餅念仏
9月19日
牛久市小坂 慈眼院隣の観音堂(秋の彼岸の入りの前日)
この日、年寄りが餅を持って慈眼院に集まり、念仏を唱えた。市史民俗調査報告書Ⅳによれば、毎年春に小坂地区で餅念仏、秋に桂地区で団子念仏があり、それぞれ家単位で餅と団子を交換していた。桂地区では家で団子をつくり親戚や子供の友人を招いて、餡のついた団子をごちそうしてお土産にも団子をもたせた。小坂地区ではこのお返しに各家で餅をついて餡をつけて持っていった。小坂地区ではこの行事は廃れたが、今でも数名が桂地区の団子念仏に呼ばれていく。