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カシマサマ(鹿島様)の祭り

11月3日

牛久市島田 鹿島神社

市史民俗では、鹿島様の祭りで甘酒を作り振る舞ったとある。市史民俗調査報告書Ⅰによれば、鹿島神社はムラの鎮守でカシマサマ(鹿島様)、オボスナサマ(産土様)、ミョウジンサマ(明神様)等と呼ばれる。祭りは氏子が長沼、八島、小中根、大中根の4つの組に分かれ、祭典係のシメモトを一年交代で順次回している。また、各組の構成員の間でも輪番制の一年交代でヤドが回される。ヤド(宿)は祭礼当日の組の統率に当たり、祭りの掛軸や帳面の管理等の仕事を行う。この祭りは子供の祭りで、当日は子供たちが口々に「オンマケセンドウ、ガラガラセンドウ」と叫びながら竹の先を尖らせたもので神社境内の土をほじくりあげる。また、鳥居の注連縄、藁で作った酒樽も新しいものに取り替える。午後は各組の人々が集まり神社の拝殿で神主(桂の木村氏)のお祓い、夜は各組ごとに、翌年の家にヤドを渡すトウワタシ(当渡し)が行われる。翌日はマデといい祭りの後片付けが組ごとに行われる。