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岡見の盆綱(綱引き)

8月13日

牛久市岡見

岡見の盆綱は大正初年ごろまで行われていたが、現在では行われていない。市史民俗では昭和39年に藤田稔氏が報告した牛久の盆綱の様子を載せている。8月13日の朝、集めておいた藁で頭部、尾部、胴部を別々につくって組み合わせ綱をつくる(長さ30メートル、太さ約10センチメートル)。13日の夕刻、子供達がそれを担いで部落の下のはずれから上の方へ各家をまわり仏様を下ろす。全部終わってから上岡見と下岡見に分かれて十字路で綱引きをする。負けると翌年ケチが付くというので、大人も助太刀に加わって行う。結局綱は引っ張り合いで切れるので、その綱は集会所に捨てた。このような子供たちによる綱引きは新地や上町・下町でも伝承があるが、詳細な記憶をとどめる人はいない。