熊野神社の秋の祭礼
11月6日
牛久市小坂 熊野神社(11月第一日曜日)
小坂では熊野神社はウブスナサマ(産土様)と呼ばれており、地区全体で祭りが運営される。その年の祭りの世話をする家はトウバン(当番)もしくはヤド(宿)、当番の家と同じクミアイ(組合)の家々はトウバンクミアイ(当番組合)といって当番の手伝いをする。現在は祭りへの全戸参加はほとんどなく、当番組合と氏子総代3名が参加する。祭り前日に当番の家で注連縄と玉串をこしらえ、祭り当日に神社の鳥居、拝殿の入口、敷地内の小祠へ注連縄を取りつける。また、餅をついて神社内の小祠に供える鏡餅の準備、鳥居につける酒樽を模した藁苞、祭り当日に食べる食事の準備も行う。当日は熊野神社の拝殿と神殿を掃除して供物を供える。神事は祝詞、祓い、祝詞、玉串の奉奠の順で行ったのち直会になる。その後、翌年の当番組合と今年の当番組合によるトウワタシ(当渡し)が行われる。